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2020年9月6日(日)

「命守る」署名に列

医労連などキャラバン開始

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(写真)医療・介護従事者の訴えを聞き、「いのち署名」に協力する人たち=5日、東京・上野駅前

 新型感染症で露呈したぜい弱な公的医療体制と社会保障の市場化を転換させようと、医労連などは5日、全国47都道府県で「いのち守る国会請願署名(いのち署名)」を集め、全自治体に請願・要請をおこなう秋のキャラバン行動をスタートさせました。

 東京・上野駅前では、医労連と東京医療関連協が「安心・安全の医療介護福祉の実現、大幅増員、夜勤交替制、労働改善を」の横断幕を掲げ、署名用紙を入れたポケットティッシュを配布しました。

 看護師らがマイクを握り「コロナ対応で夜勤が増え、家に帰れない人もいる」「マスクや防護具、消毒液が足りません」「空床の確保、検査や手術の延期、外来の患者減で倒産の危機です」と訴え、感染症病棟を含む公立・公的病院や保健衛生の充実を訴える署名の協力を呼びかけました。

 通行人は次々と足を止め、列をなす場面も。江東区の女性は「コロナで頑張っている看護師さんたちを応援したい。募金もしたいくらいよ」と話しながら署名しました。

 「いのち署名」は、全労連、中央社保協、国公労連、自治労連、医労連、全医労の共同行動に医療三単産が合流。各地の自治体キャラバンや25条署名などの運動の力を結集させ、300万人規模の署名達成を目指しています。


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