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2020年9月5日(土)

台風10号 来る前に備えを

記録的大雨・暴風も

早めの避難 心がけて

 鹿児島県の奄美群島と九州に接近する非常に強い台風10号。気象庁は「特別警報級」として早期の警戒、避難を呼びかけています。事前の備えをまとめました。


図

(写真)台風は大雨と強風によって大きな被害が起きます(気象庁提供)

 今回の台風は記録的な大雨・暴風・高波・高潮となる可能性があります。テレビなどで台風情報を収集し、状況に応じて命を守る行動をしましょう。

片付け

 強風であらゆる物が飛ばされ危険です。庭木や自転車を固定し、物干し、植木鉢、傘など屋外の物を屋内に片付けます。

 飛ばされた物で窓ガラスが割れ、けがをすることがあります。窓が割れて強風が室内に入ることで天井が吹き上げられ、屋根が飛ぶこともあります。

 雨戸やシャッターがある場合は閉めます。ない場合は、窓ガラスに飛散防止フィルムや段ボール、ベニヤ板を張ったり、カーテンを閉めたりしてガラスの飛散を防ぎます。

 床上浸水の恐れがあれば、家電や貴重品を2階以上に避難させておきましょう。

避難は

 ハザードマップを見て、浸水や山崩れ、がけ崩れなどの危険がある場所からは、台風が接近する前に安全な場所に避難します。

 高波・高潮の発生が警戒されており、海辺に住んでいる人は早めの避難をしましょう。

 避難所に行く場合は水、食料、常用薬、ラジオ、懐中電灯、貴重品などが入った非常用持ち出し袋に、マスク、消毒液、体温計などの感染症予防に必要なものも加えましょう。

 避難所でなくても安全な場所にある親戚、知人宅などに避難させてもらうことも考えましょう。

 高齢者や障害のある人は避難準備情報が出たらすぐに安全な場所に避難しましょう。この間の水害では、高齢者施設で避難しきれずに犠牲になった例がいくつもあります。

自宅で

 住宅内でとどまる場合も停電やガス・水道などが止まることを考えて、少なくとも3日分の水、食料やカセットコンロ、医薬品、電池式の照明、電池、簡易トイレなどを準備しておきましょう。

 建物が浸水した場合、少しでも高い所へ避難します。また、山崩れの可能性がある場合は、山側から一番離れた部屋に避難します。海や川、用水路などの様子を見に行くことは危険なのでやめましょう。


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