2020年8月29日(土)
給付金期限延長を要請
総務省に全生連“2%渡らず”
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全国生活と健康を守る会連合会(全生連)は28日、全国民を対象にした「特別定額給付金」(1人10万円)の申請期限延長などを総務省に要請しました。
全生連は、「特別定額給付金」の給付率は全国平均で98・1%である一方、2%近くの給付漏れがあると指摘します。
丸山秀子副会長は、単身世帯の高齢者や高齢者施設などの入所者などは申請書が手元に届きにくい状況だとし、「ホームレスを含め、全国民へ給付金が行き渡るよう生活弱者への支援をお願いしたい」と要望しました。
西野武事務局長は、期限延長を要望する声が全生連の地方組織から上がっていると述べ、期限の延長の必要性を訴えました。
要請書は、▽郵送申請方式の受付開始日から3カ月とある申請期限を1年まで延長する▽申請書が受け取れていない人への働きかけを自治体が積極的に行うよう指導・支援する―こととしています。
同省担当者は「延長は考えていない。まだ給付申請していない人には、問い合わせがあれば情報提供したい」と応じました。