2020年8月21日(金)
「敵基地攻撃能力」は9条あざ笑うもの
国会前で宗教者が訴え
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安倍晋三政権が「ミサイル防衛」システムとして「敵基地攻撃能力」の保有を検討していることに反対する宗派を超えた宗教者が20日、国会前で行動しました。平和をつくり出す宗教者ネットの主催で、30人が参加しました。
日本キリスト教協議会総幹事の金性済(キム・ソンジェ)さんは「『敵基地攻撃能力』は、敵が発射する前に叩きつぶす先制攻撃ができるようにする、憲法9条の理念をあざ笑うものです。コロナ禍で機能不全になったような無責任な政権に、こんな危険な戦争態勢を与えるわけにはいきません」と発言しました。
カトリック司祭の大倉一美さんは「殺し、殺されるなという祈りと行動を続けなければならない」、日本カトリック正義と平和協議会専門委員の弘田しずえさんは「宗教はあらゆる命を慈しみます。堂々とウソをいう政治家、人権や環境を無視する政治家が出る中で、私たちはつながっていこう、お互いを大切にしようという思いを広げていきたい」とのべました。
総がかり行動実行委員会共同代表の高田健さんが情勢を報告しました。日本共産党の武田良介、社民党の福島みずほ両参院議員が参加。武田氏は「憲法9条を守り抜く立場で、みなさんと力を合わせ頑張り抜きます」とあいさつしました。