2020年8月21日(金)
藤井 最年少二冠・八段昇段 将棋 王位獲得
将棋の藤井聡太棋聖(18)が木村一基王位(47)に挑戦する第61期王位戦七番勝負の第4局が19日から福岡市内で指され、20日、後手の藤井棋聖が80手で勝ち、4連勝で二つ目のタイトルを獲得しました。
18歳1カ月での二冠達成で、羽生善治九段(49)の最年少記録(21歳11カ月)を28年ぶりに塗り替えました。
また、タイトル2期獲得による昇段規定を満たしたため、八段に昇段します。これにより、加藤一二三・九段の18歳3カ月の最年少記録を62年ぶりに更新しました。
対局後、藤井棋聖は、「押されている将棋が多かったので、4連勝という結果は望外というか、自分の実力以上の結果が出たのかなと思う」と語りました。
藤井棋聖は、第49期新人王(しんぶん赤旗主催、2018年)です。
昨年、史上最年長(46歳3カ月)での初タイトル獲得で「中年の星」と話題となった木村王位の防衛はなりませんでした。木村王位も第33期(2002年)新人王です。