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2020年8月3日(月)

被爆者の思い受け止めた

リング・リンク・ゼロ 青年が交流

写真

(写真)被爆証言をする山田玲子さん=2日

 原水爆禁止2020年世界大会の青年参加の関連行事「Ring! Link! Zero(リング・リンク・ゼロ)2020」が2日、オンラインで行われました。

 9歳のとき、広島で被爆した山田玲子さんが被爆体験を語り、学校の校庭で亡くなった人たちの遺体が燃やされたことが「今でも忘れられない」と証言。「あの日、なにが起きて、人の命が奪われたか、人々の体や心を傷つけたかを伝えていきたい」と語り、「核兵器のない公正な世界の実現へ、若いみなさんに期待しています」と話しました。

 青年が山田さんに被爆者が受けた差別や被爆者運動に参加した理由などについて質問。

 山田さんは、被爆者が家族や暮らしを奪われたうえに、偏見や差別から結婚が破談にされたり、子どもを持つことを諦めたりしたことなど実態を語りました。広島「黒い雨」裁判で原告全員が被爆者と認定された判決について「当然の結果だと思います。もっと早く認められるべきでした」と述べました。

 韓国、フィリピン、アメリカの青年がビデオメッセージを寄せました。広島の青年が被爆者の体験を聞いたり、日本の加害責任について学んだりする「平和ゼミナール」の取り組みを報告。長崎の青年は「ヒバクシャ国際署名」で青年から多くの署名が寄せられ「平和への強い思いを感じる」と話しました。

 第2部では、グループに分かれて分散交流しました。


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