2020年7月29日(水)
米軍は感染情報示せ
沖縄 市民ら防衛局に求める
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在沖縄米軍関係者の新型コロナウイルス感染拡大の問題で、58の市民団体などでつくる「沖縄県民の生命・人権無視に抗議する連絡会」は28日、沖縄防衛局(同県嘉手納町)に、隔離措置の基地内実施や感染者の詳細情報開示、日米地位協定改定などを求める抗議文を提出しました。
参加した日本共産党の西銘純恵県議は、感染拡大防止には感染者の行動履歴や濃厚接触者の有無などの情報が不可欠なことを指摘。米軍関係感染者の詳細情報が「明らかにされないので県民は不安だ」と迫りました。
応対した同防衛局の竹内芳寿次長は「(米軍側は)県の保健医療当局には、米軍で調べた内容は全て渡している」と説明しました。
西銘県議は、日本政府には米軍基地の提供者としての責任があることを強調。「県は一生懸命頑張っている。日本政府がどう責任を取ろうとしているのか、全く見えない」と強調しました。