2020年7月17日(金)
17歳 駆け上がる
藤井七段 誕生日目前の快挙
将棋棋聖戦
史上最年少棋士としてスタートして以来、数々の記録を塗り替えてきた藤井聡太七段(17)は16日、最年少タイトル挑戦につづき、18歳の誕生日(19日)を目前にして最年少タイトル保持者に駆け上がりました。
新型コロナウイルス感染拡大をうけて遠征しての対局先送りにより、一時期は絶望視されていた最年少記録更新。棋聖戦五番勝負の最中に王位挑戦も決め、いきなりダブルタイトル戦となり、日程も非常に厳しくなりました。
第1局は、渡辺明棋聖の王手ラッシュをかわして先勝。後手となった第2局も急戦を仕掛けた渡辺棋聖を守りの妙手から逆にリードをつくり連勝し、渡辺棋聖をカド番に追い込みました。
第3局に敗れ迎えた本局。直前の王位戦七番勝負第2局を逆転で勝利し、悪い流れを断ち切り、竜王11期(永世竜王)など25期のタイトルを誇る渡辺三冠を破り、最年少タイトル獲得記録を打ち立てました。