しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2020年7月2日(木)

横田 米特殊部隊が大演習

東京 危険な拠点化を狙う

写真

(写真)演習期間後も実施されたCV22からのロープ降下訓練=6月30日、東京・横田基地(羽村平和委員会提供)

 6月半ばから在日米軍横田基地(福生市など東京都多摩地域)で行われたパラシュート降下やオスプレイからのロープ降下訓練が、陸海空の米軍特殊作戦部隊が参加した同基地初の大規模演習だったことが1日、わかりました。6月30日付で横田基地広報部がホームページで公表。空軍特殊作戦機CV22オスプレイ配備(2018年10月)以降、横田基地の特殊作戦部隊の拠点化が狙われていることを裏付けました。

 この演習は全軍種の特殊作戦部隊を指揮する米空軍第353特殊作戦群司令部(沖縄・嘉手納基地)を中心にした陸・海・空軍部隊による組織的演習「グリフォン・ジェット」。インド太平洋地域での軍事作戦への即応能力強化が目的で、6月17日~26日に実施しました。

 参加したのは、横田基地のC130輸送機を運用する空軍第36空輸飛行隊、CV22を配備する第21特殊作戦飛行隊、第374作戦群の生存・回避・抵抗・脱出専門員のほか、陸軍第1特殊部隊群第1大隊(グリーン・ベレー)、海軍シールズ・チーム1、航空機への攻撃目標の指示や負傷者の救出を行う空軍第320特殊戦術中隊など沖縄駐留部隊も。

 C130からのパラシュート降下やCV22からのロープ降下のほか、不整地用小型自動車・二輪車を空輸し展開する訓練も行いました。

 周辺自治体には、C130からのべ800人がパラシュート降下すると事前通告はありましたが同演習についてはなく、住民無視の姿勢です。演習期間後も29日からCV22によるパラシュート降下を実施。羽村市の羽村平和委員会によると、30日にも同機からのロープ降下が行われました。


pageup