2020年6月18日(木)
平和・公正な世界へ
原水爆禁止世界大会 発言者とプログラム発表
ITUC書記長やICANの事務局長など
原水爆禁止世界大会実行委員会は17日、運営委員会を開き、8月2日から9日にかけてオンラインで開く国際会議や広島・長崎デー集会などの発言者・プログラムと、8月6日から9日にかけて世界で取り組まれる「平和の波」のロゴマークを発表しました。
「平和の波」のロゴマークも
今年の大会は、「被爆者とともに、核兵器のない平和で公正な世界を―人類と地球の未来のために」をテーマに開催します。
8月2日の国際会議は、米国の平和・軍縮・共通安全保障キャンペーン代表のジョゼフ・ガーソン、IPB(国際平和ビューロー)共同会長のライナー・ブラウン両氏らが世界の平和運動などについて討論します。
6日の広島デー集会は、ITUC(国際労働組合総連合)のシャラン・バロー書記長、ICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)のベアトリス・フィン事務局長、オーストリアのトーマス・ハイノッチ欧州統合外務省軍縮軍備管理不拡散局長が参加。国連の中満泉軍縮担当上級代表にも要請しています。
9日の長崎デー集会は、IPPNW(核戦争防止国際医師会議)ラテンアメリカ担当副会長のカルロス・ウマーニャ、IPB共同会長のフィリップ・ジェニングズ両氏らが参加。核兵器廃絶に取り組むメキシコやマレーシアにも要請しています。
四つの特別集会
さらに、日程は調整中ですが、(1)被爆体験の継承と普及、被爆者援護(2)沖縄連帯・外国軍事基地撤去(3)ヒバクシャ・枯葉剤被害者との連帯(4)非核平和の北東アジアの運動と役割と題して四つの特別集会を開きます。
「平和の波」のロゴは1987年から91年まで5回使われたものを復活させました。「平和の波」について世界大会実行委員会は、核兵器のない平和で公正な世界の実現を求めるグローバルな行動として、オンラインや草の根行動の呼びかけを発表しました。
■原水爆禁止2020年世界大会のおもな日程
【国際会議】 8月2日(日)午前10時~午後0時半(日本時間)
【世界大会・広島デー】 6日(木)午前10時~午後0時半(日本時間)
【世界大会・長崎デー】 9日(日)午前10時~午後0時半(日本時間)
【世界大会・特別集会】 日程は調整中
I.被爆体験の継承と普及、被爆者援護
II.沖縄連帯・外国軍事基地撤去
III.ヒバクシャ・枯葉剤被害者との連帯
IV.非核・平和の北東アジアと運動の役割