2020年6月13日(土)
党創立98周年記念日までに改定綱領読了で5割を突破することをよびかけます
1日の常任幹部会「訴え」は、「党員拡大を中心とする党勢拡大特別月間」のとりくみの留意点のなかで、「改定綱領と党大会決定を7割、8割の党員が早期に読了する、理論的確信あふれる党をつくりましょう」と述べました。その第一関門として、党創立98周年記念講演日の7月15日までに全党的に5割を突破することをよびかけます。
5割突破が第一関門
改定綱領の読了到達は、8日現在34・8%です。第一決議、第二決議の読了も3割前半であり、この水準に甘んじていては、党勢の3割増は到底できません。
8割近い党員が大会決定を読了した第11回党大会決定の読了運動をふりかえってみると、党大会から3カ月間で読了党員が5割に達しました。しかし、それから先はなかなか進みませんでした。
それを打開したのが、その直後の「月間」のとりくみでした。このときの「月間」課題は決定読了だけでなく、党大会決定にもとづく党勢拡大と一体にとりくまれ、そのなかで読了党員を新たに2割引き上げたのです。そのさい、地区委員会から支部にいたるまで読了推進係がつくられ、すべての未読了党員への手だてをとるとともに、輪読会やテープを活用した読了会など、さまざまな創意が発揮されました。
この運動は、「これをやりとげることなしに、国民の期待にこたえて真に政治を革新する力をもった党をつくりあげることはできない」という認識と不退転の決意に立っての文字通りの全党運動でした。
こうした経験に匹敵するような新たな挑戦が始まっています。
福岡西部地区の福重支部は、在籍党員が30人を超えていますが、支部会議の参加も弱く、決定読了はいつも5人程度でした。この支部が、コロナ危機のもとで、どうやって支部活動をすすめたらいいかを討議し、改定綱領を読んでの感想を出しあうなかで、“せめて綱領だけはふだん読めない人にも読んでもらおう”と決意。そして議員の協力も得て4月、5月と2回、相手の弁当も用意して全党員訪問にとりくみ、「ぜひ、改定綱領を読んでほしい」と相談をかけました。
「難しい文字が読めない」という人には、音声CDと再生用のカセットデッキも用意し、文書がなくなったという人には大会決定パンフレットも届けて具体的に援助するなかで、「読んだよ」「目で文字を追いながら聞いたのでよかった」など、うれしい声が返ってくるようになり、12人が読了、2人が日刊紙を購読することになっています。
地区にも支部にも推進体制をとって
いま改定綱領の読了率で50%を突破した地区は20地区で、そのうち7割台が2地区、6割台が4地区となっています。
そうした地区のとりくみに学び、指導的同志が改定綱領と党大会決定の魅力を語ること、読了した同志がその感想を述べながら、分担して未読了の党員を援助すること、中央が作成した新しい「読了カード」や大会決定パンフレット、音声CDやDVDなどの資材も活用して「支部が主役」の全党員読了の促進をはかりましょう。地区にも支部にも推進体制をとって読了運動を成功させ、文字通り全党のエネルギーを結集して、コロナ危機をのりこえる力、野党連合政権を実現する力にしていきましょう。(学習・教育局)