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2020年6月12日(金)

“電通トンネル法人”幹部との面識

立民議員が追及

 参院予算委員会は11日、安倍晋三首相と全閣僚が出席して、新型コロナウイルス対策を盛り込んだ2020年度第2次補正予算案に関する基本的質疑を行いました。立憲民主党の蓮舫議員は、持続化給付金の支給事務を受託した一般社団法人サービスデザイン推進協議会をめぐり、同給付金事業を所管する中小企業庁の前田泰宏長官と同協議会の平川健司業務執行理事との関係を追及しました。

 同協議会は2016年5月16日に設立。同日、経産省から「おもてなし規格認証」の公募が発表され、これに同協議会が応募して認定機関として採択されています。前田長官は当時の担当審議官で、この応札前から平川氏との面識があったと語りました。

 『週刊文春』(6月18日号)は、2017年に米テキサス州で開催されたイベントに前田長官が出張した際、宿泊施設に「前田ハウス」と名付けてパーティーを開いていたと報道しています。蓮舫氏が、パーティーに平川氏が参加したかをただすと、前田長官は「現地でお会いした」と参加を認めました。

 蓮舫氏は、持続化給付金の事務委託公告前の同協議会との経産省の接触記録を示し、同協議会以外に出席者がいたかを追及。前田長官は、協議会から支給事務を再委託された電通や電通ライブの職員も同席していたと答弁し、蓮舫氏は「まさに推進協議会がトンネル会社だとあらわしている」と批判しました。


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