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2020年6月5日(金)

10兆円予備費 財政民主主義を侵す

補正予算案説明に塩川議員

衆議運委理事会

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(写真)衆院議運委理事会。左から2人目は塩川鉄也議員=4日、国会内

 西村明宏官房副長官は4日、衆参の議院運営委員会理事会に出席し、第2次補正予算案と関連法案を8日に国会に提出したいと説明しました。

 衆院議運委理事会で日本共産党の塩川鉄也議員は、同補正予算案について「予備費は、国の財政は『国会の議決に基づく』という憲法上の規定のあくまでも例外だ。10兆円もの予備費は財政民主主義を侵すものだ」と主張。立憲民主党の手塚仁雄議員は「予備費10兆円は過去の例と比べても桁違いだ。政府に白紙委任させることはできない。減額して組み替えよ」と求めました。

 西村副長官は「予備費は新型コロナ対策に充てると予算総則で明記し、使途を限定する。機敏に対応するものとしてお願いしたい」と釈明しました。


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