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2020年5月31日(日)

DV相談体制拡充を

田村智子氏 回線や支援員増

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(写真)質問する田村智子議員=28日、参院内閣委

 日本共産党の田村智子議員は28日の参院内閣委員会で、新型コロナウイルス感染拡大の影響で増加するDV被害者支援の相談体制や予算の拡充を求めました。

 田村氏は、第1次補正予算に盛り込まれた「DV相談プラス」について、24時間体制で電話に加えSNSやメールでの相談も行う大切な取り組みだと指摘。相談が相次いでおり「2次補正では、回線数や支援員を増やしてほしい。同行支援につなげる際の感染防止対策の経費も積み重なる。質的・量的な拡充を」と求めました。

 橋本聖子男女共同参画担当相は、4月20日からの1カ月で電話2487件、SNS864回、メール1048件の相談があり「2次補正予算で相談体制拡充に約2・2兆円を盛り込んだ。人員や回線の増加を含めた体制強化と実施期間の延長を行う」と答えました。

 田村氏は、今年度本予算に盛り込まれた民間シェルターと連携して取り組む都道府県などへの財政支援について「予算の拡充も視野にいれ、手をあげた自治体は全て採択してほしい。1年ごとの助成では専門職の人材確保が困難だとの指摘もあり、恒常的な支援を」と要求。橋本担当相は「連携と持続性を持って寄り添う形でなければ根本解決はできない」と述べました。

 また田村氏は、女性が7割を占める非正規雇用の雇い止めが相次いでおり、女性の失業・困窮対策に切迫感を持って取り組むよう求めました。


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