2020年5月26日(火)
肉用子牛下落 支援を
穀田氏 利益出ない状況指摘
|
日本共産党の穀田恵二議員は22日の衆院外務委員会で、新型コロナウイルスの影響で子牛価格の下落が止まらない実態を示し、肉用子牛生産者への支援を求めました。
穀田氏は、「とても利益が出ない状況。2~3カ月もこの状態が続けば、先行きの見通しが立たない」という岩手県奥州市の子牛生産者の声を紹介。肉用子牛生産者補給金制度について、「保証基準価格は54万1000円で、子牛の生産費は65万円超。せめて基準価格を生産費まで引き上げよ」と求めました。
伊東良孝農林水産副大臣は「真剣に検討していきたい」と答弁。穀田氏は「保証基準価格は酪農家の意欲喚起を考慮して決定する」とした昨年12月5日の衆参農水委員会の全会一致の決議を示し、政府の責任で万全な支援と被害補償を行うよう強く求めました。