2020年5月21日(木)
新幹線残土「白紙に」
紙氏 受け入れ前提調査だめ
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日本共産党の紙智子議員は18日の参院決算委員会で、JR北海道新幹線の延伸に伴い発生する残土の受け入れに地元住民が反発している問題を取り上げ、受け入れありきの事前調査をやめるよう求めるとともに、「白紙に戻し考え直させるのも国の責任だ」と迫りました。
残土の受け入れ候補地の周辺には浄水場、教育施設や福祉施設などがあり、札幌市手稲区の金山地域と厚別区の山本地域の住民からは処分地にしないよう訴える署名が2万人分を超え、事前調査を拒否しています。
紙氏は、受け入れ地で環境アセスメント(環境影響評価)が実施されていないと指摘し「延伸する最初の段階に問題があったのではないか」とただしました。
国交省の水嶋智鉄道局長は、残土の受け入れ先や処分量は明らかではなかったと答えました。