2020年5月20日(水)
88%が「消費税減税」希望
コロナ危機対策「5%に」の声
なくす会アンケート結果
消費税をなくす全国の会は18日、昨年10月からの消費税10%による生活影響についての全国アンケート結果を発表しました。「負担が増えた」が84・6%を占め、88・1%が消費税減税を希望し、「コロナの経済危機を考えればただちに5%にすべきだ」との声もありました。
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消費税10%で、くらしの工夫を「している」が82・3%。「衣類や家具など、できるだけ買わないようにしている」57・3%、「食べ物はできるだけ安いものを買う」53・1%、「外食は、できるだけ控えている」51・2%、「娯楽費を節約している」47・2%でした。
ポイント還元については「利用していない」が65・3%でした。
回答者の約6割から自由記述がありました。
「コロナで財政的に苦しんでいる人も多いなか、当面5%に下げることを早急に実現してほしい」(70代女性)など、コロナ危機下の経済対策として消費税5%減税を求める声も目立ちました。
別の70代女性は、「富裕層と貧乏人の格差が広がりすぎる。安倍さんは許せない。早くやめてほしい」と書き、60代女性は、「何が福祉のためだ。軍事費増やして国民の生活をいじめ、どっち向いて政治をしているのだ!」と書いています。
若い世代、現役世代からも意見が。20代の女性は、「まずは5%に下げ、将来的には廃止してほしい。年収に応じて累進課税で税金を集めて、大企業にも法人税をしっかり課して社会的責任を果たしてほしい」。30代の男性は「10%は負担が重すぎる! 子ども3人いるが多子世帯ほど負担が重くなる税金で、少子化対策にも逆行している」と答えました。
アンケートは2~3月に実施し、3144人から回答がありました。男性は46・1%、女性は52・6%でした。
階層は正規労働者33・8%、無職34・0%、非正規労働者9・5%、学生1・4%でした。