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2020年5月19日(火)

もし今、自然災害が発生したら… 避難先でどう感染予防?

「知っていればだれでも」

 全国災害ボランティア支援団体ネットワーク(JVOAD)は、コロナ禍のもとで避難生活が始まったときに、感染症の予防やまん延防止のために知っておきたいことをまとめた『新型コロナウイルス 避難生活お役立ちサポートブック』を出しました。


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(写真)全国災害ボランティア支援団体ネットワークが作成した『新型コロナウイルス 避難生活お役立ちサポートブック』から

 JVOADは、新型コロナウイルスの影響が深刻な状況下で災害が発生した場合など、指定避難所などで集団生活を余儀なくされる可能性があると指摘。どんな状況にあっても避難者や支援者が適切な対処方法を理解し、事前を含めた対策の徹底で、感染拡大防止へいまからできることを確実に進めようと呼びかけています。

 サポートブックでは避難所などで住民に対応する市町村職員や避難者、自治会ボランティアを対象に、「知っていれば、だれでもできるちょっとした配慮」をイラスト入りでやさしく解説しています。

 一人一人が必ずやるべき手洗い・消毒のタイミングについて、マスク着脱やトイレの前後などと具体的に紹介。携帯電話などの端末の消毒法から心身の健康維持のための助言などまで、きめ細かく示しています。

 学校などの避難所生活で必ず気をつけることとして、感染拡大防止のための居住区分(ゾーニング)、受付などのレイアウトやポイントを図解で例示。生活スペースで掃除をするポイント、一般の人に避難所運営に協力してもらうときのメニュー例、避難所で準備する必要がある物資の一覧表などもあります。

 資料編では手づくりのマスク、フェイスシールド、感染予防着(ガウン)の作り方も。

 同サポートブックは、JVOADのホームページで見ることができます。


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