2020年5月17日(日)
教育課程の精選必要
畑野議員 柔軟な対応求める
衆院文科委
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日本共産党の畑野君枝議員は15日、衆院文部科学委員会で、新型コロナウイルス感染症対策による学校の臨時休業や学校再開の中で、子どもたちの学びをどう保障するかについて質問しました。
畑野氏は、「友達と会えないことが一番の悩み」「学校に行けずモヤモヤする。何もしたくなくなる」など、セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンの緊急子どもアンケートに寄せられた声を紹介し、「子どもたちの学びを保障する上で、こうした子どもたちの思いを学校や教職員がしっかり受け止めることが大切ではないか」と質問。萩生田光一文科相は「おっしゃる通り。まずは子どもたちの状況を把握し、心のケアを行うことが重要」と答えました。
学校現場では、学習の遅れを取り戻すため、行事削減や夏休み短縮などが広がっています。畑野氏は「再開後の教科学習は、学習指導要領にとらわれず、教育課程の思い切った精選など柔軟な対応が必要だ」と質問。萩生田氏は「あらゆる手段を講じても年度内に予定した指導が終わらない場合、特例的な対応を求める通知を出す」と答弁しました。
また畑野氏は、同感染症対策でアルバイトができず、高い学費に苦しむ学生が一律学費半額を求めていると紹介し、国が支援すべきだと要求。萩生田氏は「授業料減免のための補正予算7億円では不十分。次の補正で積み増したい」「一律に支援するのでなく、各大学の取り組みを支援したい」とのべました。