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2020年5月10日(日)

自宅療養2割超

宿泊施設の移行進まず

グラフ:新型コロナ感染者の療養状況

 全国の新型コロナウイルス感染症患者のうち、自宅で療養している人が2割を超えることが、厚生労働省の調査で分かりました。一方で軽症者や無症状の人が療養するための宿泊施設の利用は1割未満にとどまっています。厚労省は、家庭内の感染防止や自宅療養中に症状が急変した時の対応のため、宿泊施設が確保されている地域では宿泊療養を基本としていますが、移行は進んでいません。

 調査によれば、4月28日時点での全国の感染者8711人(退院など除く)のうち、自宅療養者は1984人(22・8%)で、宿泊施設の療養者862人(9・9%)の2・3倍にのぼりました。入院しているのは5558人(63・8%)でした。

 自宅療養者が多い都府県は東京635人、埼玉354人、大阪332人、千葉258人、神奈川251人、福岡81人。それ以外の県はゼロか30人以下となっています。軽症者などを受け入れる宿泊施設は4月30日時点で全国に1万2915室ありますが、実際に使われているのは1023室(7・9%)です。


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