2020年5月4日(月)
コロナに乗じた改憲許さない
平和と命、人権守れ
ネットで憲法集会 全国に発信
日本国憲法の施行から73年を迎えた3日、「憲法にもとづき命と暮らしを守れ。コロナ禍に乗じた安倍改憲は許されない」と各地でスタンディングやSNSなどを使ってアピールしました。「許すな!安倍改憲発議!平和と命と人権を!5・3憲法集会2020」は、国会前で市民らによるスピーチをインターネットで発信する形で開かれました。実行委員会が主催し、総がかり行動実行委員会と「安倍9条改憲NO!全国市民アクション」が共催しました。
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主催者あいさつした総がかり行動実行委の高田健共同代表は、安倍政権が補償なき自粛を求めるなどコロナ対策が遅れる一方で改憲をねらう姿勢を変えていないと批判。韓国では軍事費を削ってコロナ対策に充てるなど憲法9条の精神は今こそ輝いていると語り、「創意工夫してたたかい、野党と力あわせ新しい政治をつくろう」と呼びかけました。
元国際基督教大学教授の稲正樹氏は、憲法が定める国民の権利を保障しない安倍政権のコロナ対応にふれ「法治国家ではなく放置、法恥国家」と批判。憲法破りの政権が緊急事態の名で勝手放題できる権利を得るための改憲論議は「究極の火事場泥棒。許してはいけない」と語りました。
各界代表がメッセージを寄せ、「市民と野党の共闘を強化して、まっとうな政権をつくろう」(安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合・山口二郎法政大学教授)「コロナ禍で生活できないなか国民の権利を守ってくれるのが憲法であり、人権を確認して生きていこう」(芸人9条の会、落語家・古今亭菊千代さん)と連帯を語りました。
日本共産党、立憲民主党、国民民主党、社民党からメッセージが寄せられました。(志位氏メッセージ)