2020年4月27日(月)

身体障害者手帳　療育手帳

更新手続き延期　厚労省連絡

関係者と連携　共産党が要求

　厚生労働省は２４日、身体障害者手帳と療育手帳の更新手続きの延期を求める事務連絡を出しました。この文書は「身体障害者手帳及び療育手帳の再認定（再判定）の取り扱いについて」というもので、各都道府県、指定都市、中核市の障害保健福祉主管課にあてたものです。延期はおよそ１年間の見込み。同文書では周知の徹底をするよう示しています。

　心身に障害を持つ２０歳未満の児童がいる家庭が対象の特別児童扶養手当や都道府県の障害児福祉手当、療育手帳などの更新手続きが、新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛と重なり、利用者から「感染が不安で更新手続きに行きにくい」との声が上がっていました。

　日本共産党はこの間、関係者とともに、すでに実施中の確定申告や自動車免許更新などと同様に、身体障害者手帳・療育手帳の更新時期を緩和することを強く政府に求めてきました。療育手帳に関しては割引などを実施する事業者へ更新緩和の周知を図ることが求められます。