2020年4月23日(木)
攻めの農政に変質
紙氏、新たな基本計画を批判
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日本共産党の紙智子議員は2日の参院農林水産委員会で、新たな「食料・農業・農村基本計画」が安倍政権の「攻めの農政」を前面に出した計画に変質しつつあるとし、「人と環境にやさしい農政」に転換するよう求めました。
紙氏は、新しい基本計画では、政府が推し進める効率的・安定的な経営体だけでなく「経営規模の大小にかかわらず生産基盤を強化する」としていると指摘。所得確保についてただしました。
江藤拓農水相は「農業だけで収入を確保するのは難しい」と述べるにとどまり、紙氏は「中小家族農業が大事だと言うのに国連家族農業年の言葉さえない。位置づけが弱い」と批判。江藤氏は「明文化はないが、趣旨は書き込んだ」と弁解しました。