2020年4月17日(金)
祭り中止 支援策必要
衆院国交委 高橋議員、国に求める
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日本共産党の高橋千鶴子議員は15日、衆院国土交通委員会で、新型コロナウイルス感染症拡大で中止になった全国各地の祭りへの新しい支援策を政府に求めました。
高橋氏は、緊急事態宣言で青森県のねぶた祭、宮城県の仙台七夕まつり、秋田県の竿灯(かんとう)まつりの、東北三大まつりが中止になったことを取り上げました。「8月のことを今決めざるを得ない関係者のつらい思いに応えたい。影響がどれだけ及ぶのか。祭りは、その地域の人々にとってなくてはならないもの。新しい支援の仕組みが必要ではないか」と主張しました。
赤羽一嘉国土交通相は「全国各地で中止となり、大変大きな影響がある。2020年度の補正予算案に、観光イベントを支援する事業に約100億円を積むこととしている。しっかりと取り組んでいきたい」と答弁しました。
高橋氏は「祭りの中止でバスツアー、ホテル、商店街、さらに花見の中止以来困っていた出店など、もっといろんな産業にも影響していることが考えられる。例えば大型のグループ補助金の応用のような支援を考えていく必要があるのではないか」と指摘しました。赤羽氏は「制度設計はこれからなので、今日の意見もしっかり受け止めて進めていきたい」と答えました。