2020年4月15日(水)
台風19号 堤防被害を政府修正
塩川氏追及 「越水」から「決壊」に
埼玉・都幾川
|
国土交通省は、昨年10月の台風19号で埼玉県東松山市を流れる都幾川(ときがわ)の堤防被害について、川の水が堤防を越えてあふれる「越水」としていたものを、「堤防決壊」と修正しました。
日本共産党の塩川鉄也衆院議員が、今年3月の内閣委員会で、被害の翌日に現地調査した際に撮影した堤防がえぐられ流されている写真を示し、「事実誤認で住民は納得がいかない」と追及。赤羽一嘉国交相が再調査を約束していました。
今月10日に国交省の担当者が国会の塩川事務所を訪れ、同日付で「決壊」と修正することを伝えるとともに、都幾川の他の地点でも決壊が見つかり対応を検討中と説明しました。
塩川議員は「もともとダム優先で堤防対策を十分にやってこなかったことが問題だ。事実にもとづいた治水対策を進めるために、今後も頑張る」と話しています。