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2020年4月15日(水)

「白タク」拡大 高橋氏批判

衆院国交委 改定案が可決

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(写真)質問する高橋千鶴子議員=14日、衆院国交委

 自家用車を用いた有料の運送を拡大する地域公共交通活性化再生法等改定案が14日、衆院国土交通委員会で自民、公明、立憲民主党・国民民主党などの共同会派の賛成で可決されました。日本共産党は反対しました。日本共産党は、自家用有償旅客運送の対象追加部分を削除する修正案を出しましたが、否決されました。

 自家用有償旅客運送は、2種免許のない者が自家用車を運転して料金をとる、いわゆる白タク行為を認めるもの。過疎地域など限られた地域と地域内住民に限り、地方公共団体が自家用有償旅客運送を行うこととしていましたが、改定案では地域限定をはずし、観光客など来訪者にも対象を拡大します。

 日本共産党の高橋千鶴子議員は、修正案の趣旨説明で、改定案について「際限ない『白タク』行為の拡大に道を開くものだ」と批判。「交通空白地等の地域公共交通を維持、再生するために必要なのは、自治体等が主体となり、安全性確保を最優先に、通常の運送事業として運行を実施することだ」と強調しました。


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