2020年4月14日(火)
国の在り方転換を
小池書記局長 ラジオ出演
日本共産党の小池晃書記局長は12日放送のラジオNIKKEI番組「私の原点・視点」で、医師を志した経緯などとともに、新型コロナウイルス感染症をめぐって国民の暮らしや命を守る国の在り方へと転換が求められていると語りました。
小池氏は、医師で作家の北杜夫に影響を受け、高校3年の夏に医師を志したと振り返り、医師としての活動を通じて医療制度の矛盾に触れ、おおもとの政治変革の必要を感じて日本共産党の国政選挙出馬の要請に応じたと語りました。
小池氏は、聞き手の葉千栄・東海大教授から、新型コロナの問題が世界に与える影響について問われ、「(新型)コロナウイルスの前と後で世界は変わるのではないか」と述べ、日本での病床削減や病院統廃合、学童保育の劣悪な現状について「みんなが気づいた」と指摘。経済では「外需頼み、インバウンド頼みで、生産拠点を海外に移してきたが、新型コロナの影響でサプライチェーン(部品などの調達、商品流通の流れ)が切られ、もろい経済だとはっきりした」「効率の良さだけで社会を進める国のあり方から、本当の意味で国民の暮らしや命、国内需要を支える政治や経済に変えていく議論が必要だ」と述べました。
小池氏は緊急の感染拡大防止策として補償の必要性を強調し、「きちんと損失補償をしてこそ、自粛要請を実効あるものにできる」と指摘。コロナ終息後の経済対策として消費税を減税することが重要だと訴えました。