2020年4月12日(日)
収入ゼロ 家で冬眠
落語家が補償を訴え
桂文福さん
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新型コロナウイルスで大阪の繁昌亭や神戸の喜楽館が休館になり、仕事がほとんどありません。収入はゼロに近い。自分がウイルスにうつらないより、うつさないようにと家で冬眠状態です。
公演が延期なら先を見込めますが、中止となるとたいへんです。仲間の芸能人や芸能事務所、イベント会社も厳しい。弟子が計画した3月の私の誕生日会が中止になり、会場の飲み屋さんにも気の毒でした。
政府は緊急事態宣言をしましたが、自粛要請と同時にはっきりした補償を打ち出してほしい。収入が減って住民税非課税水準になった人などに1世帯当たり30万円給付するといいます。僕らは仕事が多いときも少ないときもあって、こんなに収入が減ったとは証明しにくい。
こういうときこそ笑いは必要です。一日も早くみなさんが心から笑える日々が来ることを願っています。