2020年4月12日(日)
新型コロナ
観光の街 休業補償
静岡・西伊豆町 全町民にも一律1万円
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、静岡県西伊豆町は、11日から5月6日まで観光事業者に営業自粛を求めるとともに、損失補償として給付金を支給します。
1次給付金は宿泊業で最大50万円。商店などは最大20万円。追って、前年同時期の売り上げ実績をもとに2次給付金を支給する予定です。対象は約100事業者。その大半が要請に応じる意向です。
星野浄晋(じょうしん)町長は、観光業が根幹の町として「町民の生命を最優先に守らなければならない。1カ月間は来町をご遠慮いただきたい」と発表しています。
同町では、宿泊キャンセルが相次ぐ観光業界の要請を受けて、3月上旬にはホテル・旅館への3500万円補助を実施しています。全町民に対し一律1万円給付、経営悪化する事業者に計2500万円の補助をする補正予算も決めています。
日本共産党の増山勇町議は「これらの対策がとられたことは本当にうれしい。『財政調整基金を使って災害時並みの対応を』と訴え、町長、議員とも一緒になって考えてきた。本来は国がやるべきこと。国に対策を求めるとともに、町としても対策を考え続ける」と話しています。