2020年3月31日(火)
人事官が「延長」容認
塩川氏、検察官定年で聴取
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衆院議院運営委員会は25日、政府が提示した国会同意人事案のうち、人事院人事官に起用される古屋浩明元人事院事務総長から所信を聴取しました。
日本共産党の塩川鉄也議員は、古屋氏が給与局長時代に手がけた「給与制度の総合的見直し」が、勤務地と年齢による賃金格差をつくるものであり、人事院の労働基本権制約の代償機能としての役割を否定するものだとして見解をただしました。古屋氏は「状況に応じた対応」などと正当化しました。
塩川氏は、今国会に提出されている国家公務員の定年を引き上げる国公法改定案にふれ、「今後、黒川氏のような政治判断での勤務延長がまかり通ることになりはしないか」と質問。古屋氏は「任命権者である内閣が役職を延長させることは自然ではないか」と容認する立場を明らかにしました。