2020年3月31日(火)
更田氏虚偽説明 追及
規制委会議めぐり藤野氏
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日本共産党の藤野保史議員は26日の衆院原子力問題調査特別委員会で、原子力規制委員会が非公開の事前会議で関西電力に求める火山灰対策の2案を1案に絞りこむ方針を決めたことに関し、更田豊志委員長が虚偽説明をしていたとする「毎日」同日付の報道について追及しました。
更田氏はこれまで、「資料をもとに議論した事実はない」と説明してきましたが、同紙が入手した音声記録は、同氏が2案を比較する資料をもとに議論を主導して、規制基準不適合につながる1案を退けていたとしています。
更田氏は「疑念を持たれたことは大変遺憾だ」と答弁。藤野氏は、日本原燃のデータ改ざんなども指摘し、「ここまでしなければ原発は動かせないということを規制側が自ら示したのが今回の事案だ」と主張しました。