2020年3月27日(金)
自粛要請だけでなく、強力に支えるという発信を
文化芸術守れ 議連要請
文科相「前例ない応援する」
市田氏参加
超党派でつくる文化芸術振興議員連盟(河村建夫会長)は26日、新型コロナウイルスの感染拡大防止にかかわる文化イベント自粛要請に関して、文化芸術を支えるための緊急決議を萩生田光一文科相に手渡しました。日本共産党からは党副委員長の市田忠義参院議員が参加しました。
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市田氏は、「多くの関係者の現状は切実で、生きるか死ぬかの瀬戸際にいる。日本音楽家ユニオンのアンケートには『死にたい』の声もあった。俳優や音楽家だけでなく、照明や美術などほとんどがフリーランス。損失への支援が必要だ」と訴え、ドイツのグリュッテルス文化相がフリーランスの芸術家への無制限の支援を表明したことを紹介。「日本でもこのようなメッセージを出してほしい。自粛というだけではなく、損失補償対策が同時に必要だ」と要望しました。
萩生田文科相は、「文化の火を絶やしてはいけないという気持ちは同じ」と応じ、文化庁に個人・団体向けの支援・相談窓口を設置する、国立劇場などでキャンセル料を取らない、などを検討するとし、「文化芸術が元気を取り戻すためにも、前例のない、きめ細かな応援をしたい」と述べました。