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2020年3月11日(水)

性犯罪の刑法改正

被害者任命に意欲

法制審委員 藤野氏質問に法相

 森雅子法相は10日の衆院法務委員会で、性犯罪の刑法改正に向けた同省の「法制審議会」の委員に、性暴力被害の当事者を任命することについて意欲を示しました。日本共産党の藤野保史議員への答弁。

 法改正に向けて、法務省の作業部会は当事者や支援団体などの意見の聞きとりを今月中に取りまとめ、その後「見直し検討会」と法制審が開かれます。支援団体などは当事者の意見を反映するために法制審の委員に当事者を入れるよう求めてきました。

 藤野氏は、ジェンダー平等社会の実現に向け、森氏が所信表明演説で性暴力の根絶などを求めるフラワーデモに言及したことは重要だと述べ、法制審議会少年法・刑事法部会では犯罪被害者の会の代表が委員を務めていると指摘。「法制審のメンバーがどうなるかは、国会に提出される法案の内容に関わる極めて重要な問題だ」と述べて委員への当事者の選任を迫りました。

 森氏は「フラワーデモで性犯罪の被害者の方が声をあげて、全国を巻き込んで12回続いたことに非常に大きな意味がある。その方々の勇気に報いるために、私自身のリーダーシップを発揮して、何とかそこにもっていきたい」と述べました。


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