2020年3月6日(金)
子どもにどう対処
小児科学会など Q&A公表
新型コロナウイルス対策で保護者や保育園、学童保育など、子どもに関わる人々に役立つポイントやQ&Aが、ネット上で公表されています。
日本小児科学会予防接種・感染症対策委員会は2月末、「新型コロナウイルス感染症に関するQ&A」(3日に一部修正)を作成しました。
Q&Aでは、感染対策の重要性とともに「可能な範囲で通常の日常生活を続けることも子どもの成長や発達には不可欠なこと」と強調。その上で「子どもが感染するとどんな症状が出るのか?」「子どもは重症化するか?」「ぜんそくなどの合併症をもつ子どもに関して注意すべきことは?」「子どもはマスクをした方がいい?」など、8項目にわたりやさしく解説。掲載された情報は随時、更新されています。
日本臨床心理士会災害支援プロジェクトチーム、日本公認心理師協会災害支援委員会、セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンは、子どもと親や養育者、地域の人たちが、心身ともによい状態で過ごすために役立つポイントを、メッセージとしてアップしています。
自分や家族が病気になるのではと不安をいだいた子どもが見せる、いつもと異なる反応や行動として▽腹痛や頭痛、不眠、食欲不振などの身体症状を示す▽遊びの中で起きている出来事を再現する―などを例示。これらの反応や行動は一般的であることを知っておくべきだ、としています。
学童保育などにおける、感染予防の観点からの安全な環境づくりとして▽定期的な換気▽屋外や広い屋内で人が密集せずに十分に体を動かす配慮▽体調が少しでも悪い職員は勤務を控える―などを提案しています。
また、不安やストレスをかかえた子どもや家族の関わる際の注意点として▽ニーズや心配ごとを確認する▽安心して落ち着けるよう手助けする▽規則正しい生活を保つ―などをアドバイスしています。