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2020年3月6日(金)

新型コロナ

休校 判断は現場に

新婦人が文科省に要請

 新日本婦人の会は5日、文部科学省に対し、新型コロナウイルス対策としてとられた一律休校にかんする緊急要請をしました。子どもをもつ母親ら約20人が「学校現場は大混乱している。現実的な対応を」と訴えました。

 要請書は、判断は現場に任せ、休校の中止や卒業式の開催、登校日の実施などを柔軟に行うよう要求。学校給食の提供や、全国学力テスト(4月)の見送り、学童保育の人的条件整備や財政支援などを求めています。「学校預かり」の環境改善や、休業した保護者が不利益を被らない所得補償も要請しています。

 埼玉県から参加した、小学2年の子をもつ女性は「私の地域は学校預かりをしているが、5時間も無言で自習させられる。休み時間も自由がなく、うちの子は一日で行くことを拒否した。人間らしい配慮を」と訴えました。

 千葉県の女性は、中学3年の女子生徒の「やっと高校受験が終わり、最後にみんなで笑ったり歌ったりしたかった」という声を紹介。「子どもたちの心の傷は大きい。子どもの思いを受け止めた対策をしてほしい」と求めました。

 要請には日本共産党の畑野君枝衆院議員が同席しました。


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