2020年2月21日(金)
感染対策強化を 保団連
全国保険医団体連合会(住江憲勇会長)は20日、新型コロナウイルス等感染症対策の抜本的強化を求める9項目の緊急要請を安倍晋三首相、加藤勝信厚生労働相あてに出しました。
感染症対策の基本として感染者を潜伏させないために▽無保険者や在留外国人を含め、国内にいるすべての人が検査及び治療ができるようにし、感染の疑いに限らず国保資格証の受診も通常の国保証と同様に対応する▽感染症病床、治療体制確保へ向け、大学や公立・公的病院をはじめ協力する民間医療機関や自治体への財政支援を行う▽医科・歯科医療機関でのマスクや衛生材料、消毒液等の不足にたいし災害備蓄を提供する▽情報を公開し、国民、マスコミ、医療機関等への情報提供は懇切・丁寧に行う▽ウイルス検査実施施設と検査可能件数をさらに引き上げ、検査対象を広げる―などを求めています。
クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の隔離策の問題点や教訓についての検証と人道的立場に立った対策の強化、感染症対策強化のための保健所数の増加や機能強化なども要望しています。