2020年2月18日(火)
早急に検査し下船を
新型肺炎 クルーズ船客が緊急要請
新型コロナウイルスの集団感染が起きたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」で船内隔離が長引いている問題で17日、乗客らでつくる「ダイヤモンド・プリンセス船内隔離生活者支援緊急ネットワーク」(千田忠代表)が政府対策本部と現地対策本部に一刻も早く検査を終了させ、下船の措置をとることなどを求めた緊急要請書を公表しました。
要請書は冒頭で、政府による船内隔離により「感染の爆発的な拡大(アウトブレイク)の様相を呈しています」と指摘しています。
要請内容は▽医療チームの派遣などの支援があるが、乗客が受けられるサービスについては何ら知らされておらず、改善してほしい▽相談用に乗客にスマートフォンが貸与されたが、不慣れな高齢者も多いため、即座に乗客の現状に対応できる相談窓口が必要▽19日には確実に下船の手続きを完了させること▽船内隔離策で感染拡大を招いた責任の所在を明らかにすること―などの6項目です。