2020年2月16日(日)
“最賃 誰でも1500円”
東京・渋谷 サウンドデモに反響
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「最低賃金今すぐ上げろ」「どこでも誰でも1500円」―。買い物や観光客でにぎわう東京・渋谷駅前や原宿・表参道に軽快な音楽に合わせたコールが響きました。
全労連、国民春闘共闘委員会、東京春闘共闘が15日、最賃の1500円への引き上げや全国一律最賃制の実現を求めてサウンドデモを行いました。
「8時間働いて普通に暮らすにはどこでも時給1500円以上が必要です」と書かれた横断幕を掲げたデモ行進に対し、街頭から動画や写真を撮ったり、一緒に音楽に乗って手を振る人も。動画を撮っていた山口県の男性は「買い物中にデモを見かけて、追いかけることにしました。動画を編集してユーチューブで紹介したい。最賃1500円には賛成ですね」と話しました。
サウンドカーからスピーチした福祉保育労の男性は「仕事の質も量も変わらないのに、なぜ県を越えると100円、200円も違うのか。みんな東京に出て行ってしまう」と訴えました。
動画を撮っていた19歳の女性2人組は「デモをするのは無理だけど、1500円にしてほしい」。手をずっと振っていた男性(60)=金沢市=は「息子が製造業の非正規で大変な目にあった。格差はなくさないと」と話しました。