2020年2月4日(火)
自衛官募集、名簿出すな
福岡市 民青が反対集会
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福岡市が自衛官募集のための名簿を新年度から防衛省に提供しようとしている問題で、日本民主青年同盟福岡県委員会は2日、市内で緊急集会を開き、約70人が参加しました。
山野遼大県委員長は、閲覧のみの対応から名簿とデータの一括提供へと方針転換した高島宗一郎市長を批判し、「個人情報が権力に自由に扱われる最初の一歩。反対の声を上げよう」と訴えました。
日本共産党の、まじま省三衆院九州沖縄ブロック比例予定候補は、安倍首相が憲法改悪の口実に自治体の名簿提供拒否を挙げており、提供は改憲とつながるものと指摘。戦前の兵士召集への自治体の協力について語り「基本的人権と地方自治、平和を守るため力を合わせよう」と呼びかけました。
大学生や医療、保育、携帯電話販売店で働く青年たちが、安保法制のもとでの自衛隊の海外派兵にふれ、「声を上げなければ幼い兄弟が犠牲になるかも」「青年が戦争で殺し殺され、互いに憎み合う未来になることを止めたい」と訴え。日本共産党や「緑とネット」の市議、市民連合メンバー、弁護士らが駆け付けました。
会場周辺での賛否を問うシール投票で反対に貼った20歳の学生は「市民・国民に知らせないまま進めるのは問題。(閣議決定のみでの自衛隊派遣など)一部の決定権者による独裁的な方向に行くようで怖い」と話しました。