2020年1月22日(水)
「桜」名簿廃棄証拠なし
野党ヒアリング 内閣府「記憶で確認」
「桜を見る会」の野党追及本部は21日、政府へのヒアリングを行いました。「桜を見る会」の招待者名簿を安倍内閣がすべて廃棄したと説明している問題について、野党議員らが廃棄を証明する文書などの証拠の提示を求めました。これに対し内閣府の担当者は「(担当者の)記憶で確認した」と答え物的証拠を示せませんでした。
内閣府は、招待者名簿を行政ファイル管理簿や廃棄簿に記載していなかったとして、17日に歴代の人事課長らを厳重注意処分にした内容について説明しました。
野党側は、名簿を本当に廃棄したのかの物的証拠が何も示されていないとして、電子データのログ(記録)などの開示を再三要求。ログの調査を拒否し続ける内閣府に対し、野党議員らは「ログ以外で名簿の廃棄を証明できる文書はあるのか」とただしました。
内閣府の担当者は「廃棄を証明できる文書は思い当たっていない」「いずれも(担当者の)記憶で確認をした」などと回答。野党議員は「ログでも文書でも招待者名簿が廃棄された証拠はいっさいない。担当者の発言だけ」「証拠をだしてほしい」と引き続き調査を要求しました。