2020年1月19日(日)
日本共産党新三役が会見
志位委員長 多様性とリスペクトに富む討論 大会は歴史的成功
田村・倉林両氏が抱負 ジェンダー平等、党自身が実践
日本共産党第28回大会で18日に選出された志位和夫委員長、小池晃書記局長、山下芳生、市田忠義、緒方靖夫、倉林明子、田村智子、浜野忠夫の各副委員長が、大会終了後、そろって記者会見し、大会の成果や新体制の抱負を語りました。
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志位氏は、「今大会は16年ぶりの綱領改定、わが党として初めての野党連合政権への挑戦という大きな課題を議論した。討論は個性と多様性、リスペクトにあふれたものとなった」と強調。「内外情勢が大変な激動にある特別の歴史的な時期に、一部改定綱領と二つの議案を全会一致で採択し、党の針路を示す文書として仕上げたことには大きな意義がある。大会は歴史的な成功を収めた」と述べました。
志位氏は、記者から女性幹部を増やした意味と、「日本共産党がどう変わっていくか」を問われ、「ジェンダー平等を綱領的課題と位置付けてとりくんでいくうえで、党自身がジェンダー平等を実践することが大切だ。あらゆる党の活動をジェンダーの視点で発展させるうえで、女性幹部をたくさん起用し、存分に力を発揮してもらうことが大切だ」と指摘。「現状で最大限の努力をし、中央委員会全体の女性比率は過去最高となったが、なお努力が必要だ」と述べ、女性比率を高める努力を続けることを表明しました。
女性として初めて政策委員長に就任した田村氏は、記者から抱負を問われ「今大会でジェンダー平等を全党で議論してきた。組織として頑張るだけでなく、個々の党員がどう頑張るか。私自身も自らを伸ばしながら力を発揮する努力をしていかなければいけないと感じている」と発言。野党共闘のなかで政策のまとまりをつくる笠井亮前政策委員長の努力を見てきたと述べ「私たちらしい筋を通し、柔軟性を発揮しながら役割を果たしていけたら」と語りました。
新たに副委員長に選出され、新設のジェンダー平等委員会責任者に就任した倉林氏は、「党内でも『ジェンダーってなんじゃ』というところから始まる状況もある。改めて綱領で位置づけ、実践として初めてつくられた部署なので、大いに自由に、大いに挑戦的にとりくんでいきたい」と述べました。