2020年1月16日(木)
「桜」名簿廃棄 菅官房長官の責任は重い
野党国対委員長 辞任要求で一致
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日本共産党、立憲民主党と国民民主党などの野党共同会派の国対委員長は15日、国会内で国対委員長連絡会を開き、「桜を見る会」の招待者名簿の違法廃棄をめぐる菅義偉官房長官の責任は重大として、辞任を求める方針で一致しました。20日開会の通常国会では、カジノ汚職、自衛隊の中東派兵、「桜を見る会」、大学入試への英語民間試験・記述式導入などの課題で、安倍政権を徹底して追及することを確認しました。
首相主催「桜を見る会」の招待者名簿が第2次安倍政権発足以降の13年から17年まで、公文書管理法に違反して廃棄されていたことが明らかになりました。
立憲民主党の安住淳国対委員長は、「政府の責任者が自ら公文書管理に違反する行為を行い、それを認めたとなれば看過できない。自ら責任を取るべきだ」と強調。予算委員会の論戦で徹底追及することで合意しました。
会合では、カジノ汚職問題については、政府の説明責任を厳しく追及するとともに、カジノ実施法廃止法案を提出し、廃止のために力を合わせることで一致。追及本部による横浜視察で、カジノの有害性が一層明らかになったとして、誘致反対の市民運動とも連携し、たたかいを広げていくことを確認しました。
また自衛隊の中東派兵について、17日に予定される衆参両院での閉会中審査(衆院安全保障委員会、参院外交防衛委員会)で、自衛隊派兵の根拠と中東情勢に対する政府の認識を追及することで一致しました。