2020年1月14日(火)
陸自習志野 空挺「降下始め」強行
地元から「日米訓練やめて」
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千葉県の陸上自衛隊第一空挺(くうてい)団主催の「降下訓練始め」が12日、陸自習志野演習場(船橋、八千代両市)で行われました。
2017年に初めて「降下訓練始め」に参加した沖縄の米陸軍は15人、18年は沖縄から30人とアラスカから50人、19年の参加人数は18年と同じですが、滞在期間が長くなり自衛隊の部隊数が増えるなど規模も拡大しています。今年は沖縄30人、アラスカ20人に加えノースカロライナから30人、さらに3機の米空軍輸送機C130Jも参加しました。
C130Jには、東京の横田基地で日米隊員が搭乗し、習志野演習場上空で「先遣隊」として自衛隊員が降下した後、米兵が「主力部隊」として降下しました。同機を使用した10日の降下訓練中に、隣接する高校のグラウンドへの場外降着事故が起きたばかりであり、翌11日に日本共産党千葉県委員会が中止を求めましたが、予定通り決行されました。
地上でも、艦砲射撃やCH47ヘリからロープを使った降下、扉を全開にしたUH1Jヘリに腰かけ、銃を手にしての低空飛行など、実戦さながらの訓練が行われました。