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2020年1月9日(木)

自衛隊ミサイル基地・弾薬庫問題

住民の安全保てない

沖縄・宮古島 市民が公開質問書

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(写真)宮古島市への陸自ミサイル基地、弾薬庫建設問題で、沖縄防衛局長、宮古島市長への公開質問で記者会見する住民連絡会関係者=8日、宮古島市内

 沖縄県宮古島市で陸上自衛隊が建設を強行しているミサイル基地、弾薬庫工事をめぐって市民団体が8日、沖縄防衛局長と宮古島市長へ、公開質問書を提出しました。千代田地区および保良地区の弾薬庫と弾薬類の安全性への疑問と不安について説明を求めるもので、同時に安全の確保が確実になるまで「工事を中止すべき」と求めています。

 公開質問書を提出したのは「ミサイル基地いらない宮古島住民連絡会」(仲里成繁代表)。提出先は田中利則沖縄防衛局長、下地敏彦宮古島市長で、回答期限は1月中と指定しています。

 質問は、弾薬庫と隣接する住民集落との安全の確保をめぐり、陸自の「火薬類の取扱いに関する達」に、りゅう弾などの危険度を「瞬時に爆発し爆風と破片をともなう」「火薬庫の火災は消火してはならない」「爆薬などが爆発している場合には600メートル以内には近づいてはならない」などと書かれていることを指摘。

 保良地区では250メートル以内に民家があり、千代田地区では6メートル道路を挟み隣接してジェット燃料が大量に備蓄され、民家との距離は150メートルしかないことを挙げ、「弾薬庫の火災事故などの際、住民の安全がどう保てるのか具体的に説明を求める」など10項目の質問が示されています。


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