しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2019年12月22日(日)

クリスマスイブまでスト

賃金公正に 独アマゾン労働者

 世界最大のオンライン通販会社アマゾン(本社・米シアトル)のドイツ配送センターで働く労働者が20日、公正な賃金と労働条件を求め、クリスマスイブの24日までストを打ち抜くと宣言しました。

 統一サービス産業労組(ベルディ)が20日明らかにしたもので、東部のライプチヒの配送センターで労働者400人が16日に始めたストを24日まで続けます。同労組は17日にはライプチヒを含めたドイツ国内の3カ所で労働者1200人が20、21日の2日間ストを行うと表明していました。

 ベルディによると、ライプチヒの同労組アマゾン担当のラウエントロマゴ氏は「アマゾンは小売・通販業で、ドイツでは産別の労働協約を締結しなければいけないのに、拒否している」と批判。

 同配送センターで働くトーマス・シュナイダー氏は「公正な賃金と労働条件が必要だ。小売・通販業労働協約だとクリスマスボーナスは1000ユーロ(約12万1000円)だが、アマゾンは400ユーロしか払わない」と話しました。

 ベルディは、アマゾンに対し、労働協約締結を求め、来年以降も適時ストを行うとしています。


pageup