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2019年12月15日(日)

京都市長選 志位委員長が訴え

福山さん勝利で京都から日本の政治に春呼ぼう

来月19日告示

 京都市長選(来年1月19日告示、2月2日投票)で、福山和人弁護士=日本共産党推薦=の勝利をめざす確認団体「つなぐ京都2020」は14日、日本共産党の志位和夫委員長を迎えて同市の繁華街で大街頭演説を行いました。志位氏が「共同の輪を広げに広げ、福山さんを必ず市長に押し上げ、くらし第一の市政をつくろう」と訴え。福山氏と応援に駆け付けた小林節慶大名誉教授、新社会党の岡崎宏美委員長、志位氏が手をつないでアピールすると、埋め尽くされた聴衆から盛大な拍手と歓声が湧き起こりました。(演説全文)


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(写真)声援に応える(左2人目から)志位、福山、小林、岡崎の各氏=14日、京都市下京区

 福山氏は「庶民は自分の力でがんばっている。政治はそういう人らのためにあるべきではないか。政治は、一握りの政治のプロ、大金持ち、財界の独占物ではない。普通の生きている市民が主人公です。そういう政治を京都からつくっていきたい」と表明しました。

 小林氏は「全国の突破口と見えてきた野党共闘を京都でつくってもらいたい。安倍政権を倒さないといけない」と強調。岡崎氏は「私たちが一緒にやれば変えていける。私たちの手で福をつかみ取って、春を呼び込もう」と語りました。

 「つなぐ京都」の井﨑敦子共同代表があいさつしました。

 志位氏は、福山氏について「熱いハートを持つ最強・最高の候補者です」と語り、市民の共同の輪が日に日に広がっているとして、「この共同を広げに広げ、必ず市長になってもらいましょう」と呼びかけました。

 その上で、三つの角度から福山氏の勝利を訴えました。

 一つ目は、くらし第一の市政をつくることです。志位氏は、福山氏が公約に掲げている「くらし応援すぐやるパッケージ」を「大賛成」と紹介。そのなかで、全員制の温かい中学校給食、中3までの子どもの医療費無料化は、京都府下の自治体のなかでも京都市が特別に遅れている実態を具体的に示し、福山さんで実現をと熱く訴えました。

 「すぐやるパッケージ」では、子育て、若者、高齢者、地域経済など、10項目の市民の緊急で切実な願いを掲げていると紹介。「福山さんは、これらは市の予算の1%を使えば悠々できると訴えています。やる気も知恵もある人に代わってもらいましょう」と訴えました。

 二つ目は、京都のまちを守ることです。

 志位氏は、市内各地でホテルや簡易宿泊所が建設され、京都のまちが壊され、人が住めないまちにされつつあることに言及。

 とくに大きな問題となっているのは、世界遺産の仁和寺の門前への大型ホテル建設計画です。志位氏は、この動きの背景に、安倍政権の号令があり、これに応えて京都市が、ホテル誘致の特別の制度までつくっていると告発。「『御室(おむろ)桜』で知られる仁和寺の景観を壊すなど、許せません。福山さんで、歴史文化都市・京都のまちを次世代に引き継ごう」と語りました。

 三つ目は、京都から日本の政治を変えることです。

 志位氏は、「桜を見る会」疑惑に触れ、国会の閉会中でも、通常国会でも野党共闘で徹底追及し、安倍内閣を総辞職に追い込む決意を表明。「京都市長選は、通常国会と同時並行でたたかわれます。そして市長選の結果は国政を直撃します。国会での野党共闘と、福山さんの勝利で、安倍政治に引導を渡し、新しい政治をつくりましょう。京都から日本の政治に春を呼ぶ勝利を勝ち取りましょう」と訴えると、詰めかけた聴衆から大きな拍手が湧き起こりました。


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