2019年12月10日(火)
「9条大事にしたい」
憲法共同センター 署名訴えに共感
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全労連、全日本民医連などでつくる憲法共同センターは9日、東京・新宿駅前で安倍政権による憲法9条改憲反対の3000万人署名への協力を呼びかけました。あわせて全労連が、安倍晋三首相主催の「桜を見る会」私物化疑惑についてシール投票を行いました。
全労連の小田川義和議長、日本原水協の安井正和事務局長らがスピーチ。日本共産党の山添拓参院議員が国会報告をしました。
小田川氏は、「桜を見る会」疑惑で「“安倍首相は国民の前で真実を語れ”と迫ろう」と強調。安井氏は現職・元職の自治体首長らによる「全国首長九条の会」結成を紹介。中東・ホルムズ海峡への自衛隊派兵に触れ、「憲法破壊の政治を止めよう」と訴えました。
署名した人からは「憲法9条は大事にしてほしい」「首相の説明は納得できない」などの声が相次ぎました。
大分県の社会保険労務士の男性(49)は、安倍政権のもとで、高度プロフェッショナル制度(高プロ)や公立学校教員への1年単位の変形労働時間制などが強行され「労働のルールがこわされてきた」と指摘。「桜を見る会」について「首相の説明は納得できない。『お友達』を呼び私物化したということだ」と語気を強めました。
東京都中野区の女性(79)は「9条は大事にしてほしい」とペンを走らせました。安倍政権が狙う中東への自衛隊の派兵について「安倍首相たちは、自衛隊まで自分たちの好きなように使っている」と述べ、「一日も早く辞任してもらいたい」と話しました。