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2019年11月20日(水)

核兵器使用は倫理に反する

ローマ法王がビデオメッセージ

来日にあたって

写真

(写真)ビデオメッセージで発言するフランシスコ・ローマ法王(カトリック中央協議会のホームページから)

 23日から26日まで来日し、被爆地の広島、長崎と東京を訪問するフランシスコ・ローマ法王は19日までに、来日にあたってビデオメッセージを発表しました。メッセージはカトリック中央協議会のホームページに掲載されています。

 メッセージで法王は、今回の訪問のテーマは「すべてのいのちを守るため」とのべています。「皆さんの国は、戦争がもたらす苦しみについて、よく知っています。人類の歴史において核兵器による破壊が二度と行われないよう、皆さんとともに祈ります。核兵器の使用は、倫理に反します」と語っています。

 また、「異なる宗教との対話は、隔てを乗り越える助けとなります」として、「わたしの訪問が、後退せずに持続する揺るぎない平和へと導く、互いの尊重と出会いという道を皆さんが歩む励みとなることを期待しています。平和は美しいものであり、それが本当の平和なら、失うことのないよう、必死で守るべきものです」と訴えています。

 「わたしたちがともに住む家であり、皆さんの文化において満開の桜に象徴される美しきこの地球がもついのちを、はぐくみ守るという望みをともに表明しましょう」と呼びかけています。


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