2019年11月8日(金)
首里城火災1週間
県が「復興戦略チーム」設置
沖縄・デニー知事 「全力で取り組む」
那覇市にある首里城の主要建造物が全焼した10月31日未明の火災から7日で1週間を迎えました。沖縄県の玉城デニー知事は同日の県庁での記者会見で、知事直轄組織「首里城復興戦略チーム」の設置を発表しました。一刻も早い首里城の復旧・復興に向けて「全庁を挙げて全力で取り組む」と表明しました。
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同戦略チームは、復旧・復興に向けたロードマップの策定や国との協力関係の構築、寄付・募金などに対応していくとしています。
県の関係課長等で構成する「首里城復旧ワーキンググループ」も設置し、戦略チームと連携して火災の検証・分析、施設管理のあり方など個別具体的な課題に取り組みます。
多くの県民の英知・思いを結集するため、「首里城復旧・復興県民会議(仮称)」も置くとしています。デニー知事は「県民の皆さんの思いをしっかりと受け止めて、全庁的な施策に反映させ、復興に向けてスピード感を持って対処していく」と強調しました。
首里城再建に取り組む上で、国と県の役割分担等のあり方について記者から問われたデニー知事は「(国と)話し合いを進めていきたい」と答え、「早めに国のカウンターパート(対等な共同相手)として動けるような(県の)体制にしていく」と語りました。
多くのお見舞いの言葉や復旧・復興支援のための寄付金が寄せられていることに、デニー知事は「県民を代表して、心から感謝申し上げる」と述べました。