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2019年11月8日(金)

きょうの潮流

 たたかいに臨む彼の胸に去来したでしょうか。「海 隔てつわれら腕(かいな)結びゆく/いざ戦はんいざ/奮い立ていざ」。高知がはぐくんだ反戦詩人、槇村浩(まきむら・こう)の「間島パルチザンの歌」のエピローグです▼自身が数年前に舞台で演じた郷土の先人。戦前の暗闇のなかで民の苦難に心を寄せ、変革の立場から表現した槇村の詩。その思いは高知知事選に挑んでいる松本けんじさんの内に息づいています▼劇で培った張りのある声で聞く人の心にひびく演説。そこには2度の国政選挙で県内を回りながら耳にしてきた苦しみや願いが込められています。過疎化がすすむ集落、立ちゆかない農林水産業、教育や子育て、介護や福祉の切実さ…。地方のくらしを守るため国に物申す決意は、一つ一つの声に裏付けられています▼7日の第一声。野党や市民の会の代表がずらりと肩を並べ、力を合わせてがんばり抜くことを誓いました。この間の選挙のなかで共闘は進化し、親しみを込めて呼ばれる“マツケン”は、まとまりの象徴になっています▼学生の頃から相手への想像力をはたらかせ、聞く力を養ってきたという35歳の青年。現状を嘆き、生きる展望を失いかけている周りの若者たちを励ましてもきました▼未来が其(そ)の胸中に在る者、之(これ)を青年と云(い)ふ―。同じく郷土の自由民権家、植木枝盛はこんな言葉を残しています。みんなの高知県をともにつくっていこうと呼びかける若い情熱は心を一つに。「ここでいっしょに生きよう だれ一人取り残さない県政へ」


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